オンラインゲーム「ファンタジーアース ゼロ」サービス終了

大人気オンラインゲーム、「ファンタジーアースゼロ」がサービス終了した原因は?

ファンタジーアースゼロはどんなゲーム?
サービス終了した原因の前にどのようなゲームだったかを振り返りましょう。

ファンタジーアースゼロ(FEZ)は、2006年にサービスを開始し、16年にわたってプレイヤーに楽しさを提供してきました。対人戦闘が最大の魅力であり、最大で50対50の大規模な戦闘が行われ、かつては同時接続プレイヤー数が10,000人を超えることもありました。

これまであった不祥事など
2010年2月から通信処理の遅延が発生し、3月8日のアップデート終了後にはクライアントの接続が強制終了する不具合も発生しました。

これにより、一部のプレイヤーは正常にゲームをプレイすることができない状況となりました。
対応策として、臨時メンテナンスなどが行われましたが、通信処理の遅延は解消されませんでした。
さらに、元運営会社社員や元開発会社社員を名乗る人物から内部告発の文章が公式SNS上に投稿され、騒動となりました。
元運営会社社員については実在する運営会社社員による投稿であることが確認されましたが、元開発会社社員については調査が難しい状況でした。
また、フェンサーのバランスに関する指摘などもあり、開発が実装を最優先に行ったことが明かされました。これらの問題や不具合により、プレイヤーの間で不満や批判が高まり、新規参入が難しくなり、プレイヤー数の減少につながったと考えられます。

サービス終了した原因は?
同時接続10,000人を超えることもある大人気ゲームでしたが、近年ではプレイヤー数が1,000人以下になることも珍しくなくなり、一部のプレイヤーにとってはまだサービスが継続されていたことに驚きを感じる方もいらっしゃったでしょう。
ファンタジーアースゼロは、この数年間、毎年のようにサービス終了が予想されており、新規参入が難しくなった結果、プレイヤー数が減少してしまったことが、サービス終了の主な原因と考えられます。

サービス終了の発表を受け、ツイッター上では「とうとう終わっちゃうのか」「寂しいです」といった反応が出ました。
ショックを受けたファンの中からは、今後もプレーできるよう同作の「買い取り」を検討する人まで現れている。

サービス終了間際には多くのプレイヤーが集い、運営への感謝の言葉を述べ、今までの思い出を語ったり、移住先について語るプレイヤーの姿が見られました。また、ネットワーク切断まで1分ほど延長したことから、最後の瞬間にはロスタイムや延長という発言で盛り上がりました。